AGA(男性型脱毛症)は、母方の祖父から遺伝するパーセンテージが高いと言われます。今は髪がフサフサであっても、おじいちゃんがハゲているなら「いつ始まるのか?」と不安が付きまといませんか?
髪の元になる毛母細胞は、身体のなかで最も細胞分裂が活発なところ。毛母細胞が細胞分裂を繰り返して、新しい細胞を押し上げたものが毛髪になっていきます。
上の図のように、毛母細胞は皮下組織の毛細血管から栄養をもらって増殖します。従って健康な頭髪を維持するには、毛母細胞と毛乳頭に豊富な血流が必要なのです。
ところが人体のてっぺんにある頭皮は、紫外線、乾燥、大気汚染などの影響を受けやすく、他の部位よりも老化しやすい場所。指で触ってみて、適度なうるおいや張り、ゴムのような弾力があるなら血流が良い証拠ですが、生理状態に異常が起こると、脱毛が始まる様々な症状が現れます。
このままだとハゲるぞ!と、頭皮が教えてくれる3つのサインを見逃さないようにしましょう。
1.フケが異常に多い
フケと脱毛との直接の因果関係はないのですが、フケが異常に発生する原因と脱毛の原因とはクロスしていることが多いのです。頭皮の汚れ、物理的(もしくは化学的)刺激によるアレルギー、性ホルモンの乱れ、貧血、内臓障害、ストレス、炭水化物や脂肪の摂りすぎ、アトピー、生活環境などによって、フケが大量発生することがあります。
フケには次の3つのタイプがあります。
乾性のフケ
頭皮の乾燥した角質層が異常に剥がれる現象です。過労やストレス、エアコンによる乾燥、アルコールを含んだ刺激の強いシャンプー・整髪剤の使用、ブラッシングのしすぎなどが原因になります。
乾性のフケを少なくするには、保湿力のあるアミノ酸系シャンプーを使い、ドライヤーで乾かした後に低刺激の育毛剤を使用しましょう。
脂性のフケ
頭皮の脂腺が大きくなって皮脂の分泌が高まると、脂性のフケが出ます。男性ホルモンの異常やビタミンB2、B6の不足により、皮脂や角質細胞を作る速度がアップすると、脂っぽい大量のフケとなります。
しかも皮脂は洗い流さないままだ、毛穴を塞いで、頭と生え際にできる脂漏性湿疹の原因となります。この脂漏性湿疹は過酸化脂質なので細菌や真菌(カビ)のエサとなって、生え際から顔へと広がり、人によっては眉毛、耳の穴と付け根、鼻の脇、脇の下、胸、へそ、陰部などにも発生します。
脂性のフケが加齢臭のようなニオイを発生しているときは、真菌(カビ)に感染している可能性があります。殺菌力の高いシャンプーを使用し、サプリや食事でビタミンB2、B6を摂ります。症状がひどい場合は皮膚科で治療を受けましょう。
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2.頭皮がカチカチで突っ張っている
皮下組織の繊維と皮下脂肪が発達している正常な頭皮は、ゴムのような硬さと弾力があります。ところが乾燥や血行不良による老化や、紫外線の影響で皮下組織のコラーゲンやエラスチンが減少したり、乳酸などの老廃物が溜まっていると、頭皮は突っ張ってカチカチになります。その逆に、指で押して凹んだり、ゆるすぎたりする場合はむくみが生じているので、やはり不健康な状態と言えます。
硬さをチェックする方法としては、頭皮を指で押してすぐ赤くなれば大丈夫。白いままが続くのなら血行不良を起こしています。育毛剤を使って毎日の頭皮マッサージを心がけましょう。
3.頭皮が褐色または赤い
紫外線にさらされて日焼けしている人、もしくはヘアカラーで染めている人でなければ、日本人の頭皮は少し青白いのが一般的です。黒い髪の毛根部を皮膚を通して見ていることで、青白く見えるのです。褐色化したり赤みを帯びて見える頭皮には炎症が起きているので、脱毛が起きやすくなります。
放置しておくと毛乳頭から生える毛が細くなり、やがては生えなくなってしまうので、抗炎症作用のある育毛剤を使用しましょう。
頭皮が教えてくれる危険信号に気付いたら、M字ハゲ、O字ハゲ、U字ハゲに進む前に、高校生であっても育毛剤の使用をスタートして薄毛防止に励むことをおススメします。その場合、ミノキシジルなどの医薬品が入った発毛剤を使用するにはまだ早いので、副作用のない育毛剤が向いています。
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